らぶきゅん【続】
「じゃあ、結婚の話は来月くらいに延ばして」
「だ、誰が来月するって言った」
「洵介先ぱいです♪」
「ふざけるな」
「えっと、じゃあ結婚話の代わりに誓いのキッスをして下さいっ♪」
「はっ!?」
洵介先ぱいとのキッスは1日に5回は必ず妄想しちゃうほど、夢にまで見てきたことなの。
「む、無理無理!!」
「なんでですか~?いずれするんだし、予行練習だと思えば簡単です♪」
「ど、どどどう考えても無理だっ。まずこんな人混みなんて……」
「あたしは人混みだろうが何だろうが、洵介先ぱいの名前を叫んだんですよ~!!」
「……お前とは違うから」
ほら、またそうやってすぐに頬を赤くしてあたしの母性心をくすぐるんですよ。
洵介先ぱいってどこまでシャイなんだろう?本当にこんなに可愛い高校生の男子、他にいないと思う!!
絶対に手放したくない。あたしだけの大好きな洵介先ぱい。
「洵介先ぱ~い、あたし傷ついたんですよ?」
「し、知らねーよっ」
「何してても洵介先ぱいしか頭にないんですよ?」
「どんだけ」
「言い切れないほど好きなんですっ!!」