ワーホリ!メタルドラマーが国際結婚?
すこししてミキが思い切った様子で


「だからさ・・・そろそろ別に住んだ
方がいいんじゃない私達?」


「別に住む?」


「そう、おたがいにフラットを借りて・・・」


「・・・・・」


「でも一つ問題があるのよね・・・」


ミキは厳しい表情しながらミックの方を見た。

するとミックは


「サマーとミキは親友だから
別々に住む事になるとサマーは俺の事を
怒ってアスホールって言うにちがいない。」


ミックは厳しい表情で続けた。


「サマーはきっと私からミキを
取らないで!って言うに決まってる。」


「怒ってアキとはもう住まないって
言って実家に帰るかもしれない。」

俺は突然の話に恐怖心を覚えた。

なんて答えればいいのか分からず
ただ心の中でつぶやいていた。


「オージーってそんなに
フレンドシップが強かったのか・・・」


「しかしマズイ事になったな・・・」


「どうしよう実家に帰っちゃったら
また一人になっちゃう・・・」


その日はなにか良い方法がないか模索していたが
良いアイデアが見つからず悩んでいた。

サマーの前でも、いつ言おうかびくびくしていた。

しかしその日はとうとう言い出せずにいた。

ミックが言った「ミキを私から取らないで!」
と言う言葉が頭から離れなかった。


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