ワーホリ!メタルドラマーが国際結婚?
「話があるからちょっとドライブしない?」


「なにどうしたの?」


「いや別に。」


俺は半ば強引に車に乗り込んだ。


「どうしたの?」


サマーは気になるみたいで、
少し車を走らせた後ブレーキをかけた。

そして俺はおもいきって話を切り出した。

俺とミックの事を理解してもらうためにその事をまず説明した。

そして最後に「そろそろ2人で住まない?」と、もちかけた。

緊張が走る。

そして次の瞬間

「いいよ!」

なんとあっけない!

俺とミックがあれだけ悩んだのはなんだったんだ!

しかも即答だった。

まるで「いないいないば~のウータン」の様によいお返事だ!


「ホントにいいの?」


「うん、なんで?」


「ミキとは別になっちゃうんだよ。」


「ケアンズは狭いから、いつでも会えるでしょっ」


俺は嬉しかったが、それと同時に
「なんて淡白な・・・」とも思った。
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