ワーホリ!メタルドラマーが国際結婚?
演奏は失速するかのように止まり、
ネズミ野郎は恐怖で小刻みに震えていた。
さっきまでの勢いなど完全に消え失せていた。
会場は騒然となり静まり返っていた。
演奏も再開することなく、
OKバンドは引き上げてきた。
どんよりした雰囲気の中、
俺達の演奏も出来るか
どうかわからなくなってきた。
ネズミ野郎は動揺し、
ひきつった顔でテーブルに座った。
その顔は化粧でわかりずらかったが
青ざめている様子だった。
ネズミ色に青色が混じり合い、
見事なドブネズミ色に変貌していた。
いくら気に入らなかった俺でも、
この時ばかりは可哀相に見えた。
みんなは「だいじょうぶ?」と
声をかけるがまだひきつっている。
ノリさんはなにやらジョノ
と話している様子だった。
まだ演奏できるのか聴いているのか?
それとも何があったのか
状況を聞きだしているのか?
いずれにしても今日は演奏
できないかもしれない。
しばらくしてノリさんが
テーブルに戻ってきた。
「ジョノの話だと・・・」
よく話を聞いてみると、その男は
クリスチャンだったらしくアンチ・クライスト
の歌詞が許せなかったらしい。
俺達は「なるほどねー」と思っていたが、
ネズミ野郎だけは
「なんで?その男と何の関係があるの?」
ネズミ野郎は泣きそうになりながら言った。
どうやらネズミ野郎は
アナーキー・イン・ザ・UKの
歌詞を理解していなかったらしい。
ネズミ野郎はすこし悔しそうな表情だった。
確かに歌詞を理解していなかったのは
少し軽率かもしれない、だからと言って
ネズミ野郎のマイクをグイグイ引っ張り
演奏を中断させることは許されることではない。
その歌が許せないのならば、
その男がその場を去ればいいだけの事。
その男以外にもクリスチャン
がいた可能性だって高い。
そしてその人達はその場を去り、
しばらく外の空気を吸ってから
戻って来たかもしれない。
しずれにしても後味の悪い
結果になってしまった。
俺達の演奏もその日は
無しになってしまった。
それ以降OKバンドが再びジョノスで
演奏することはなかった。
ネズミ野郎は恐怖で小刻みに震えていた。
さっきまでの勢いなど完全に消え失せていた。
会場は騒然となり静まり返っていた。
演奏も再開することなく、
OKバンドは引き上げてきた。
どんよりした雰囲気の中、
俺達の演奏も出来るか
どうかわからなくなってきた。
ネズミ野郎は動揺し、
ひきつった顔でテーブルに座った。
その顔は化粧でわかりずらかったが
青ざめている様子だった。
ネズミ色に青色が混じり合い、
見事なドブネズミ色に変貌していた。
いくら気に入らなかった俺でも、
この時ばかりは可哀相に見えた。
みんなは「だいじょうぶ?」と
声をかけるがまだひきつっている。
ノリさんはなにやらジョノ
と話している様子だった。
まだ演奏できるのか聴いているのか?
それとも何があったのか
状況を聞きだしているのか?
いずれにしても今日は演奏
できないかもしれない。
しばらくしてノリさんが
テーブルに戻ってきた。
「ジョノの話だと・・・」
よく話を聞いてみると、その男は
クリスチャンだったらしくアンチ・クライスト
の歌詞が許せなかったらしい。
俺達は「なるほどねー」と思っていたが、
ネズミ野郎だけは
「なんで?その男と何の関係があるの?」
ネズミ野郎は泣きそうになりながら言った。
どうやらネズミ野郎は
アナーキー・イン・ザ・UKの
歌詞を理解していなかったらしい。
ネズミ野郎はすこし悔しそうな表情だった。
確かに歌詞を理解していなかったのは
少し軽率かもしれない、だからと言って
ネズミ野郎のマイクをグイグイ引っ張り
演奏を中断させることは許されることではない。
その歌が許せないのならば、
その男がその場を去ればいいだけの事。
その男以外にもクリスチャン
がいた可能性だって高い。
そしてその人達はその場を去り、
しばらく外の空気を吸ってから
戻って来たかもしれない。
しずれにしても後味の悪い
結果になってしまった。
俺達の演奏もその日は
無しになってしまった。
それ以降OKバンドが再びジョノスで
演奏することはなかった。