ワーホリ!メタルドラマーが国際結婚?
俺とダチが歩いていると、俺はふと立ち止まった。そこはゲートボール広場だった。

70代位のじいさんたちが20人位いる。甘いものではなく、じいさんに目がない俺は口を開けて見ている・・・


「うわ~、へヴンここ?」


どうやら俺はおじいさんフェチという設定らしい。

しばらくして俺は一人のじいさんに目がいった。

一人だけおもいっきり震えている。

そう、電気イスのじいさんである。俺は一目惚れしてしまった!


「なんという美しい震え方!」


じーさんが震えながらボールを打つ。


「あ゛~玉になりて~」


「俺は心に決めた!俺にはコイツしかいない!」


愛というのは残酷である。

そうこうしていると背後からダチが現れた。


「お前ホレたな!」


ダチの言葉に俺はハニカんでいる。


「教えろよ!どれよ?あれか?」


俺はうつむきかげんに


「ちがうよ・・・」と言うと、


ダチはかなりの自信で言った。


「わかった、あれだろ?」


「ちがうよ!ケンタッキーのカーネルサンダースじゃねーよ!動いてるやつだよ!むしろ異常に動いてるよ!」


じーさん、震えながらまたボールを打った。


「あっわかった!あれだろ!」


ダチは俺の表情を見て察したのか


「コ・エ・カ・ケ・チャ・エ・ヨ!」


ダチはちょっとからかう様な言い方だったが、俺はマジだった。

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