ワーホリ!メタルドラマーが国際結婚?
「なにがいけねーんだよ!」


「2週間もお世話になったんだから
ディナーくらいおごったって
いいじゃねーか!」


言いたい事は山ほどあったが、
ここは我慢した。

それにしてもサマーは
なにが気に入らないのか?


「なにもしないお前よりよっぽど
良い事してるじゃねーか!」


自分がしていることは間違ってないと、
自分に言い聞かせた。

しかしその瞬間、
耳を疑うような言葉が聞こえてきた。


「ウ~ヤッキー、グロース!」


サマーはメニューの中にある
料理を見ながら


「なにこれ気持ち悪い!」


「チキンの足だって!」


そして


「グロース(気持ち悪い)!」


と連呼し始めたのだ。

俺はとうとう堪忍袋の緒が切れた!

俺は怒りを爆発させる代わりに
そのレストランから出て行った。

階段を降り、外へ出ると
「もうどうにでもなれ!」
と、やけくそになった。

今の俺はロボコンの様に
頭から煙が出ているにちがいない。

しばらくしてファーガスと
ヘレンも降りてきた。

気まずくて、どんな顔をしていいのか
分からなかったので、そっぽ向いていた。

最後にサマーも降りてきて
ヘレン達となにか話している。

話が終るとヘレンたちは帰っていた。

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