ワーホリ！メタルドラマーが国際結婚？
「一体どういうことだよ？
なんでにらむんだよ・・・」


こっちが怒られている様な錯覚さえ覚えた。

しかしここで怒ったんでは
取り返しのつかない事になってしまう。


「よし、ちゃんと説明
してわかってもらおう！」


俺は自分にそう言い聞かせた。

緊迫した状態の中、
俺は思い切って話を切り出した。


「あのさー、なんで俺がおこっ・・・」


と、その瞬間ウェイトレスが
オーダーしたものを運んできた。


「せっかく話し始めたのに・・・」


注文が揃いウェイトレスが立ち去り、
さぁ、続きを話そうとサマーの方を
見ると、なんとサマーは自分の
頼んだ物を食べ始めた。


「おい、ちょっと待て！いくらなんでも」


ふと、食べているものに目をやると、
なんと「ババロア」なんか食べてやがる！

俺は冷静に話そうとしたが、
もう限界だった。

サマーに強い口調で切り出した。


「食べる前にまず人の話を聞け！」


狭い喫茶店に日本語で怒鳴る声が響いた。


「こんな時、ババロアオーダーする
ヤツあるか！普通コーヒーだろ？」


「ババロアは今じゃなきゃダメなのか？
家帰ってからフルーチェ
食べりゃいいだろ！」


「しかもちょっと前に泣いたばかりだろ！」


するとサマーはババロアを口の周りに
つけたまま俺をにらみつけた。


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