主と執事
 仕方なく私は彼に従い、
彼の服に手をかけた。


「ハハッ本当にぬがしてくれるのか?」


「え?……」


「いやっまさか本気にするとは
冗談のつもりだったんだが。」


 私は言葉が出せなかった。




 前言撤回。




 やっぱり彼のことは嫌だ。


「悪かった。
お前みたいに冗談をすぐ信じる
ヤツははじめてだ」


「すみません!!!」


 さすがに私も腹が立った。
 怒る私に彼は笑っている。


「本当に悪かった。
そのかわり俺のことは彰人って
よんでもいい。
あと、敬語も使わなくていいから」



 私はなぜ彼はそんなことを言うのか
わらなかった。






 

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