ホスピタル
どんどん帰り道を進む。
もうすぐで私はまた1人になる。
まあ半年もこの生活してれば慣れたけど。
でも未だになかなか慣れない。
寂しいよ、本音言うと。
早く戻ってきて梨磨。
早く起きて。
いつもみたいに
可愛く笑って。
みんなで騒いでいたら
もう駅と私の家の別れ道。
「あっじゃあ私こっちだから!気を付けて帰ってね。じゃあまたね!ばいばい」
みんなと手を振り合って
背中を向けて歩き出す。
ここから家まで
10分〜15分ぐらい。
近いし、怖くわないけど
寂しさだけが残る。
今までが本当に楽しかったからかな。
1人でとぼとぼ夜道を歩く。
ガッ..
「..え?」
誰かに急に腕を捕まれた。