ホスピタル



「梨愛〜」


「なーに?拓也」


「これからもっともっと仲よくなろうな!!」


「うん!いっぱいいっぱい仲よくなろうね」


「梨愛は特別。女で初めての特別」



なんなんだこの少年は。


普通に照れる事をさらっと..。



「ありがとう。私にとっても拓也は特別だよ。何でかわかんないけど」



拓也があいつに似てるからなのか。


それとも単純に拓也だからなのか。


それは自分でもわからなかった。



「嬉しい事言ってんじゃねーよ!」



私の頭をぐしゃぐしゃって撫でる。



2人して何でか照れてた。


心があったかくなった。



「あー着いちゃった」



2人で照れてるうちに
私の家に着いていた。


「ありがとう拓也。送ってくれて。気を付けてね」



「気にすんなよ!俺が送りたかっただけだ」



「本当にありがとう」



「なあ!今日メールしていいか?」


逆に何で聞くの(笑)

普通にしてきてくれればいいのに。



「全然いいよ?待ってるね」



「おっおう!じゃあな!後でメールするから!!」



すごい勢いで拓也はご機嫌で帰っていった。



ありがとう、拓也。


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