ホスピタル


「ってかこれ梨磨ちゃん何で書いたわけ?水とかついても全然とれないよね!何か習字っぽいし(笑)」


「それ愛も思った!愛もそれやりたいんだよね実は!!」


2人が私のリボンを見てそう言う。



学校指定の真っ赤なリボン。


それにはでかくくっきりと黒色で文字が書かれている。



−リマのリア−


学校のみんなに宣言するように大きく書かれた文字。


「あーこれはね。油性の絵の具(笑)梨磨達筆だから綺麗でしょ」



「めっちゃプロっぽい!梨磨ちゃんかっけー」


「でもそれ、学校中みんな憧れてるけど梨磨ちゃん専用って感じだからみんな梨磨ちゃん恐がってやってないんだよね(笑)」



「そうそう!みんなやっちゃう?みたいなノリでいくんだけど結局1人も書けた事ないってゆーね(笑)それ程梨磨ちゃん偉大で恐れられてんだよねー」


「もはやこれ伝説だよね(笑)」



そう梨磨は生まれつきギャルみたいなとこあるから、ずっとみんなから恐がられてんだよね。





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