ホスピタル
「ありがとうね。梨愛、梨磨。すごく嬉しいよ!!」
「へっへーん!お母さんすごくすごく可愛いんだよ!」
「梨磨ねー!お母さんの好きな水色のお洋服にしたんだよー」
2人で自慢気に微笑んだ。
お母さんは私達の絵を、
1番良く見えるリビングの壁に今日の日にちとお互いの名前を書いて張ってくれた。
「よし!じゃあ今から同じお家の人に挨拶しに行こうか!」
「お友達できるかなー?」
「そうねー。同じ年ぐらいの子がいたらいいわね」
お母さんがそれぞれ袋に小分けされた5個の荷物を持った。
「お母さん!私も持ちたい!」
「梨磨も梨磨もー!!」
「持ってくれるの?ありがとう」
私と梨磨。それぞれ1つずつの荷物を持って外に出た。