ホスピタル
「あっ初めまして。今日184号室に越してきました月波と申します。これ些細な物ですが...」
「あらあらあら。ありがとうございますね。山口です。これからよろしくお願いしますね。あらお子さん?可愛いわー!若いのに頑張ってるのね」
4番目に回った部屋には
感じのよさそうな優しそうなおばあさんが住んでいた。
「ありがとうございます。これからどうぞよろしくお願いします。梨愛、梨磨。ちゃんとご挨拶して」
「初めまして!これからお願いします!」
「初めまして!お願いします!」
「あら可愛いー!まだ小さいのにしっかりしてて偉いのねー!お名前は?いくつ?」
「梨愛です!3歳です!」
「梨磨です!3つです!」
「梨愛ちゃんと梨磨ちゃんね。よろしくね梨愛ちゃん梨磨ちゃん」
「はい!よろしくお願いしますっ」
「お願いしますっ」
「本当可愛いのねー!!2人は双子さんなのかしら?」
「あっはい。双子です。小さいのでうるさくなったり迷惑かけてしまう時があると思うのでよろしくお願いします」
「全然いいのよー!!まだ若いのに月波さんしっかりしてるわねー。梨愛ちゃんも梨磨ちゃんもしっかりなさってるし、あなたの育て方がいいのね」
「ありがとうございます」
お母さんがすごく嬉しそうに笑った。