ホスピタル
お母さんがピンポンを押して出てきたのは、お母さんと変わらないぐらい若い女の人。
「初めまして。今日隣に越してきました月波と申します。これからよろしくお願いします。これ些細な物ですが..梨愛、お姉さんにどうぞって渡して」
「はい、お母さん!初めまして!どうぞ」
「あら可愛いー!!ご丁寧にどうもありがとうございますね。高城です。こちらお子さん?」
「はい。娘です。ほら、ご挨拶は?」
「梨愛です。これからお願いします!」
「梨磨です!お願いします!」
「きゃー可愛い!!いくつー?」
「3歳です!」
「3つです!」
「偉いわねー!あら!家の子と1つ違いだわ!ちょっと失礼しますね。幹也ー!ちょっとおいでー!」
隣のお姉さんが部屋に向かって叫んだ。