ホスピタル
「なーにー?お母さん」
お姉さんの背中から顔を出したのは、同じ年くらいのお姉さんとよく似た可愛い顔の男の子。
それが、幹也だった。
「ほらっご挨拶なさい。今日からお隣さんになった月波さんよ。梨愛ちゃんと梨磨ちゃん。幹也の1つ下よ」
「えっと..初めまして!幹也です!4歳です!」
−幹也4歳−
幹也は可愛い笑顔を見せた。
「可愛いですね幹也くん。幹也くん、よろしくね」
「よろしくお願いします!」
「ふふっ。偉いのねー。梨愛、梨磨。幹也くんによろしくねって」
「梨愛です!よろしくね!」
「梨磨です!よろしくね!」
「うん!よろしくね!!おんなじお顔だねー!!」
「うん!双子なの!」
「そうなんだー!これから僕と仲よくしてね!!」
「仲よくなろーね!」
「お友達ー!!」
「あらあら、すっかり仲良しみたいね。よかったらお茶でもどうです?この子達ももっと遊びたいだろうし。私も同い年ぐらいのママ友が出来て嬉しいし!!」
「いいんですか?じゃあおじゃまします」
「いろいろお話しましょーよ!幹也、梨愛ちゃん、梨磨ちゃん。中で遊びなさい」
「はあーい!行こう!!」
「うん!おじゃまします」
「おじゃましまーす!」
これが幹也との出会いでした。