ホスピタル
私達が寝る位置はいつも決まっていた。
幹也が真ん中で、幹也の右側に梨磨。
そして幹也の左側に私。
いつも私達は手を繋いで寝ていた。
起きると寝相の悪い梨磨は遠く離れた場所で寝ていたけど(笑)
私と幹也は、手を繋いだままくっついて寝ていた。
私が幹也に恋をするのに
時間はかからなかった。
仲よくなるのに時間がかからなかったように、好きになるのにも時間はかからなかった。
ぎゅっと私の手を握って眠る幹也が小さくて可愛くて嬉しかった。