ホスピタル




私達が寝る位置はいつも決まっていた。


幹也が真ん中で、幹也の右側に梨磨。

そして幹也の左側に私。



いつも私達は手を繋いで寝ていた。



起きると寝相の悪い梨磨は遠く離れた場所で寝ていたけど(笑)


私と幹也は、手を繋いだままくっついて寝ていた。



私が幹也に恋をするのに
時間はかからなかった。


仲よくなるのに時間がかからなかったように、好きになるのにも時間はかからなかった。



ぎゅっと私の手を握って眠る幹也が小さくて可愛くて嬉しかった。


< 134 / 176 >

この作品をシェア

pagetop