ホスピタル



「はい?」


扉を開けると、
私達より少し大きな
男の子が立っていた。




背が高くて
かっこいい男の子。




みーくんみたいだと思った。




ううん、みーくんだと思った。




「梨愛ー!だめじゃん!ママに怒られちゃうよー?誰その男の子ー」






「ねえ。もしかしてみーくん?」




「うん!!そうだよ!久しぶりあーちゃん」




背が高くなって
声も少し低くなって
女の子みたいだった顔も
男の子になって
最後に会った日より
全てが変わっていたけれど


変わらない笑顔がそこにあった。




再び出会えて幸せだった。




3年ぶりに、
私はみーくんと再開した。



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