ホスピタル



それからは、何でもない、たわいのない話をした。


空白だった3年間をうめるように、たくさんたくさん3年間の話を聞いて、3年間の話をした。




そこで驚いた事。



幹也は自分の事を僕とよんでいたのに、俺とよぶようになっていた。




「俺ね!あっちにたくさん友達いるんだよ!!」


「私も小学校でたくさん友達できたよ!」



お互いの話をした。




ただただ面白くて、
ただただ幸せだった。



お母さんが帰ってくる時間なんてあっという間だった。




それぐらい3年間は大きかった。



3年間の話をしてれば
すぐに時間は過ぎていった。

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