ホスピタル



「それより!飛鳥さん、帰ってくるなら連絡くれればよかったのに。何で連絡してくれなかったんですか!」


「ごめんごめん!だってサプライズで急に帰ってきた方が面白いでしょ?」


「面白いってゆーより驚きましたよ。わかってたら今日休みもらったのに」


「そんな事しなくていいわよ!向こうの仕事は終わらせてきたから、もうずっとこっちだし」


「それは嬉しいですけどー。やっぱり一緒にご飯とか食べたかったですよ」


こんなにいきいきしているお母さんを久しぶりに見た。


お母さんにとっておばさんは、それ程大きな存在なんだね。



「みーくんみーくん!ちょっと来てー!!」



「なにー?あーちゃん」



「こっちこっち!!」



自分の部屋に幹也を連れてきた。




どうしても見せたいものがあったんだ。





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