ホスピタル



隼人君は赤い髪

悟君は茶髪と黒髪の
ツートン

拓也君は明るい
茶髪だった。


私の学校は
髪の色は自由。


ほとんどの子は
黒髪だけど、
一部はみんな
派手な髪色をしていた。



「梨愛ちゃんって綺麗な茶髪してるよねー」


私は本当はおとなしく、
黒髪でいたかったんだけど...


「梨磨が染めてくれたの。黒のままがよかったんだけど梨磨が梨愛は茶髪のが似合うからとか言って勝手にそめられた」



「そうなんだーっ!!梨磨ちゃんに染めてもらったなんて羨ましすぎる!」


悟君と話してる所に里美ちゃんが割り込んできた。


なんでこの子は
そこまで梨磨に
執着するのだろう。



「なんで里美ちゃんはそんなに梨磨に憧れてるの?」



直接里美ちゃんに聞いてみた。


「雰囲気と行動!!まさにギャルですみたいな。ウチがやりたくてもやれない事とか自然にやっててー、羨ましいなみたいなさ!他校にも梨磨信者たくさんいんだよ!!!」




信者ってなんなんだ(笑)

まあ梨磨のやる事は本当に突拍子もないからね。
それに憧れを抱く子は
私が思ってる以上に
多いのかもしれない。


「そうなんだね。梨磨そんな人気なんだー」


梨磨は人が言いたくても
言えなかった事を
本当にすっきりするぐらいすぱっと言ってくれる。

だからみんな
すかっとするみたい。


「梨磨ちゃんは誰よりも1番が似合う人なんだよね。誰よりも人のトップが似合うんだ。ウチもそーゆう女になりたーいっ」



里美ちゃんの言う事は
間違っていない気がする。

梨磨は1番が似合う。
だから今、
学校1のギャルっていう
肩書きが梨磨には1番
似合う気がする。



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