ホスピタル
ふと気付いた事、
そーいえば私の家には
人に出せる飲み物がない!!
コンビニにでも
買いにいこうか。
「みんな、私飲み物買ってくるよ。テレビでも見てくれてればいいし。とりあえずくつろいでくれてればいいから!何がいい?」
「あっじゃあ俺コーラ」
「俺もコーラで!」
「ウチはミルクティーがいいかも!」
「愛はー」
「愛はわかってるよ。苺オレでしょ?」
「あったりー!」
「あはは。じゃあ行ってくるよ。拓也君は?」
隼人君、悟君、里美ちゃん、愛。
次々に注文をしたのに
拓也君は口を出さなかった。
「あー俺はー!うん、てかこんな夜道危ないから一緒に行くよ」
予想外の一言。
「あー愛が着いてこーと思ったのにー!!」
「お前も一応女だろ!危ないからだめー。却下です」
「一応ってなんなのさ!うん、じゃあ梨愛を頼んだよ。変な事しちゃだめだからねー」
終始笑いながら
愛がそう言った。
なんだか私は
拓也君と一緒に
行く事になってしまったらしい。