ホスピタル



「じゃあ行ってくるわー!梨愛ちゃん行こうか」


「あっはい」


なぜだか敬語になってしまった。



「拓也抜け駆け〜!」


「拓也ずりーぞー!」


「男子うるせー」

「あははははっ」



私達が出るとき、
男は野次を飛ばして
里美ちゃんは男に一言
愛はずっと笑っていた。



なんだか行きにくい。



「あーうるせーっ!黙れマジで(笑)じゃあ行ってくっから!」


「あっじゃあ行ってきます」


バタン。


私達は家をでた。



「.........」


.......。


「........」


無言!!!



「あーあいつらの前ではちょっとかっこつけてたけどさ。俺今結構緊張してんだけど」



無言のあとに
拓也君からでた言葉は
あまりにも以外で。



「えっなんで?」



「ずっと気になってた人と今2人きりなんだよ?緊張するに決まってんじゃん!」

あまりにも、あまりにも。


次にでた言葉も以外で、
驚いて、自分でもびっくりするぐらい顔が熱くなった。

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