ホスピタル
「あっ今何時?」
そろそろお母さん
帰ってくる時間かな。
「今ー?3時半弱!」
「わかったよー。ありがとう」
もーすぐ店でるぐらいか。
「あっもしか用事ある?夜中だけど」
「何もないよ。もーすぐお母さん帰ってくるけど」
「あっまじで?帰った方がいいよな!?」
帰るって。
今の時間わかってんのかな。
「別にいいよ。それしもうとっくに終電ないよ?帰るにしても始発までいなよ」
「まじで!?いいのー?梨愛ちゃん優しい!」
別にそれぐらい普通でしょ?
「なんなら泊まってけば?帰りたい時に帰ればいいよ」
こんな楽しい空間から1人に戻るのが嫌だった。
始発で送り出してから
1人で眠るのが寂しかった。
「まじでー!?なんか楽しいじゃん!修学旅行みてー」
「やったねー!!今日はこのメンバーでお泊まりだあ」
「オールはいっぱいしてるけど、いざお泊まりってなんか初めてだよね。わくわくするーっ!!」
1番楽しそうだね、愛(笑)
「あー暑くて体ベタベタする!!」
「お風呂入っていいよ。着替え脱衣場に置いとくから」
「うわー!!何か女の家で風呂入るってドキドキする!!」
「何言ってんだよ隼人(笑)お前は女の家で風呂なんて慣れてんだろ!」
「梨愛ちゃんの前でそんな事言わないでー(笑)違うからね!梨愛ちゃん!決してやましい事はしてないから!」
「いや、別に気にしないから」
「ひでー梨愛ちゃん!まあ風呂借りるわ」
「わかったよー。ドアでて右の突き当たりだから」
はーい!
と言って隼人君はお風呂に消えた。