ホスピタル
「てか梨愛の家って男もんの着替えなんてあったっけ?」
幹也のが確かある。
お母さんが仕事の時とか
心配だからって
よく泊まってくれてたから。
「うん。いとこのがあるよ」
「いとこかー。まあそれ以外梨愛の場合ないわな!」
「愛もでしょー?」
「あっバレたー?」
無邪気に笑う愛の笑顔が大好きだった。
自分も笑顔になれるから。
「うん。じゃあ着替えだしに行ってくる」
みんなの輪から抜け出して、脱衣場に向かった。
置いてあるタンスから
幹也の着替えをだす。
「隼人君〜。ここに着替え置いとくね」
「あっ梨愛ちゃんありがとー!」
「はーい。じゃあごゆっくり」
タンスの中を見たら
5日分の着替えがあった。
幹也こんなに
着替え置いてってたっけ。
あーもう考えない考えない。