ホスピタル




「もー怪しい!何か愛達仲間外れーっ」



「そーだそーだー」



絶対言いませんよ(笑)


これは悟君自身が、
愛に伝えるべき事だから。


「なあ北山って、どーゆうのがタイプだっけ?」



拓也ナイス!


よく聞いてなよ?悟君!



「えー愛のタイプー?うーんとねー。かっこよくて優しくて笑顔可愛くて、連絡まめで愛を好きでいてくれて背高くてーオラにゃんな人!」



あー何とも愛らしい答えだわ。



「あと愛は毎日でも一緒に居たいんでしょ?」


「もっちろん!ずっと一緒に居たいもん」



悟君はずっと下を向いていた。



悟君の場合


かっこいい、クリア。
優しい、クリア?
笑顔可愛い、クリア。
連絡まめ、微妙?
愛が好き、クリア。
背高い、クリア。
オラにゃん、クリア!!



ほとんど当てはまってんじゃんか!




悟君、イケるよ。
頑張って、悟君。




「はーん。馬鹿らしい答えだな!」



「なんだと悟ー!うざいー」



憎まれ口叩いちゃってー。

愛は全然気付いてないし!

鈍感すぎでしょ...。


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