ホスピタル
「じゃあ寝るね」
「そうしなさい。私もそろそろ寝るわ。もし明日昼時に私が起きてなかったら起こしてね!みんなのご飯作るから」
楽しそうに言うお母さん。
お母さん、賑やかいの好きだもんね。
「わかったよ。じゃあ起こすね。おやすみなさい」
「おやすみなさい」
ココアを片手に客室に戻った。
みんなはすっかり夢の中。
私1人だけ、
どこか遠くに取り残された気がした。
ココアが飲みたい。
ココアが飲みたい。
ココアが飲みたい。
私はココアを手に取った。