ホスピタル
服を受け取って、
洗濯機に入れにいく。
洗濯機を仕掛けて戻ると、寝転がっていたり、あぐらをかいていたり、みんなくつろいでくれている様子。
「みんな暇だよねー?何もなくてごめんね」
「全然いいよー!梨愛ちゃん家落ち着くし、みんなでダベってるだけで十分十分!!」
隼人君て本当人に気が使えるんだなー。
「隼人君てモテるでしょ?」
さらっと何気に言った一言。
「はっ!?ありえない!じゃあ今彼女いるっしょ!何でそう思った!?」
「だって普通にかっこいいし人に気が使えるし優しいし明るくて面白いし。みんなの人気者って感じだしさ!!」
「いやいや!確かにこいつ男女共通で友達は多いけど全くモテねえよ!」
「うるせー!お前には言われたくねーよ悟!!以外にお前モテるもんでむかついてんだよ俺は!」
「は?俺なんて全然。まあでもお前よりかはな(笑)でもだんとつでモテんのはやっぱり拓也だよな!!」
「間違いねー。やっぱ女はこいつみたいなクールな奴が好きなのかよーっ」
隼人君のほぼ嘆きに近い声がする。
「はっ?何でそこで俺が出る?」
ボーッとしていた拓也は
いきなり自分の名前がでて相当驚いている様子。
「は?じゃねーよ!お前どんだけ女にキャーキャー言われてっと思ってんだよ!!」
「は?そんなの聞いた事ねーし。わけわかんねー」
「まじお前むかつく!!無自覚で全く気付いてない所が余計むかつく!!!」
「間違いねーな隼人。こいつ一回ぐらいしめとくか」
指をポキポキ鳴らしながら言う悟君。
いや、冗談ってわかってるから大丈夫だけど、知らない人が聞いたら本気でビビるから!