バレンタイントゥユー(超短編)
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
もう放課後。
ついに着たこの日、この時。
「純平クン」
部活に行こうとしている純平クンを呼び止める。
「何??」
純平クンが振り返る。
「あのね、これクッキーなんだけど。
良かったら食べて」
「ありがとう」
純平クンは笑顔だ。
「でね」
「うん」
「あたし、
あたしね、
純平クンのことす きです…
で、良かったら付き合ってくれませんか」
言えた〜〜〜!!