大好きが溢れるまで



「そう、だけど」


「そうだったんだ。うちらもね、この公園でいつも話してたんだよ」


「そうんなん、だ。けど、会わなかったね」


「んー、時間帯だよね」



打ちながらも返事をしてくれたことに、少し元気を取り戻して。
満足した私はその日、亜美と一緒にベンチからテニス部の練習を見学した。








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