暴走族×お姫様
大好きな弟、兄、母、父、Myhome(?)にさよならし、白桜学園の校門の前でゼェゼェ言いながら私は立っている。
私がなぜ、ゼェゼェしているのかは学校へ来る道にワケがあった・・・。


~Myhome(?)さよならから5分後~
「えっとー白桜学園はー」
私はちゃんと学校へ来る道が把握できてなく、パンフレットを見ながら学校へ急いでいた・・。
「ねぇ」
すると、一人の男の人に声をかけられた私は
「はい?」
と振り向いてしまった。
「どこへ行くの?」
そう聞かれた私は、なぜそんなことお前に教えなきゃならん!!と思いつつちゃんとこたえた。
「学校へ行くんですけど・・」
そう答えると一人の男がまた・・
「そうなんだー。」
とまた一人でしゃべり始めた。
「そうだ!」
「?」
「おれたちと・・」
すると一人の男の後ろから、たくさん男の人がでてきた。私は直感でヤバイと思った。
「”イイこと”しない?」
イイことなんて本当にイイことじゃないと思った私は、後ずさりをして、男達から離れようとした。
するとうしろから手首をつかまれた。
「どこへいくの・・・」
ニヤッと口はしを上げて笑っている男を見た私は首筋がゾクッっとした。
私はこれはマズイとおもった。
「やめてください!!」
「そう言わずに・・」
と男たちが一歩、また一歩と近寄ってくる。
一人の男が私のシャツに触れたとき・・
「おい」
と低い声がした。私は後ろをみると、一人の170cmは余裕でありそうな男の子がたっていた。その男の子は、右耳には二つのフープピアス。左耳にはイヤーカーフ二つ、キリッとした眉、すごく不機嫌そうな目でこちらを睨んでいた。
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