46
時計のない部屋でやや眠い頭をフルに動かしているが眠気には勝てそうにない。全ての説明を終えた担当さんと呼ばれる人に薄いせんべい毛布と硬い小さな枕をもらい左の部屋の前にたつと部屋の鍵を出し開けた。

「39番。少し場所を開けて」

 ゴソゴトッと39と呼ばれた人は少しスペースを開けると静かな寝息を立て始めた。開けられた部屋の扉は入ると乱暴に閉められ鍵をされた。周りを見ると4人くらいの人がせんべい毛布にくるんでいるのが分かったがこんな6畳のスペースで5人が横になるのは想像でもキつかった。家のベットなら・・・そう。数時間前私は自宅にいた。そして婚約者の側でアイロンをしていると23時頃自宅のチャイムが鳴った。誰か分からず出ずに玄関の扉の前にいるとカチャと鍵を差し込む音がした。まさか空き巣かもしれないとこちらからドアを開けるとそこには2人の刑事。家宅捜索令状と書かれた書類を見せられ、あれやこれやとしているうちに家宅捜索をされそのまま2人の刑事の乗るワンボックスカーへ婚約者が見守る中乗り込んだ。そして警察署につくと逮捕状を突きつけられた。私は逮捕されたのだ。

 私は46号。名前は46
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