好きな人は芸能人
第二章 合コン
「麗菜~今夜七時ね」
麗菜の家にお泊まりした梨香が、朝出勤前の玄関先から麗菜に声をかけた。
麗菜は、バタバタと身支度をしながら返事を返す。
「えぇ~!?無理無理!それに、合コンなんて興味ないもの」
「はぁ~」
梨香が溜め息をつく。
「麗菜は、そんなんだから、いつまで経っても男ができないのよぉ~」
「いらないもの」
「いらない?………
とうとう男に興味がなくなったか……」
「違うわよ……そうじゃないけど……」
「じゃないけど?……あぁ!!ドラマみたいな出会いなんて無いわよ!じっとしてても縁は無いの!出向いて行かなきゃ!七時だよ!ルミネ前ね!わかった?じゃっ行ってきまぁす」
「ちょっちょっとー」
身支度を済ませて追い掛ける麗菜をヨソに、梨香は、玄関をバタンと出かけて行った。
「もう…一緒に行こうと思ったのに」
麗菜は、時計を見る。
「もうちょっとあるな」
麗菜は、一息腰を下ろし、湯呑みに茶を注ぐ。
そして、湯呑みを両手で包み、手を温める。
「はぁ……七時かぁ…」
麗菜は、部屋に貼ってある響 俊也のポスターを眺めながら、
静かに茶をすすった。
麗菜の家にお泊まりした梨香が、朝出勤前の玄関先から麗菜に声をかけた。
麗菜は、バタバタと身支度をしながら返事を返す。
「えぇ~!?無理無理!それに、合コンなんて興味ないもの」
「はぁ~」
梨香が溜め息をつく。
「麗菜は、そんなんだから、いつまで経っても男ができないのよぉ~」
「いらないもの」
「いらない?………
とうとう男に興味がなくなったか……」
「違うわよ……そうじゃないけど……」
「じゃないけど?……あぁ!!ドラマみたいな出会いなんて無いわよ!じっとしてても縁は無いの!出向いて行かなきゃ!七時だよ!ルミネ前ね!わかった?じゃっ行ってきまぁす」
「ちょっちょっとー」
身支度を済ませて追い掛ける麗菜をヨソに、梨香は、玄関をバタンと出かけて行った。
「もう…一緒に行こうと思ったのに」
麗菜は、時計を見る。
「もうちょっとあるな」
麗菜は、一息腰を下ろし、湯呑みに茶を注ぐ。
そして、湯呑みを両手で包み、手を温める。
「はぁ……七時かぁ…」
麗菜は、部屋に貼ってある響 俊也のポスターを眺めながら、
静かに茶をすすった。