世間知らずの姫様×吸血鬼
心の中を見透かされたような気がした。



一瞬でも、私は、蓮の飲んでいるワインは、


血ではないのかと疑った。




でも、私は直感で思った。




あれは、血の代わりに飲んでいるのではないかと。





赤い色。見た感じでは、血にそっくりだ。





ご飯を食べ終わりそうな頃、



蓮が話しかけてきた。





「榛名。俺の部屋にこい」






「うんっ、わかったっ」








どうせこのあとも暇だろうと思って、迷いなく返事をした。






これが良い決断だったかはあまりわからないけど・・・。
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