4月の雪

「ごめん・・・」

ぱっと手を離す

「秀汰・・・」

「ん?」

「ありがとう」

春穂は笑顔で言った

そのとき思ったんだ
絶対にこの笑顔を守らなきゃだめだって

絶対に春穂を泣かせてはいけないって

「つらくなったら言え」

「うん」

「いつでも俺のとこ来いよ」

「うん」

「いつでも抱いてやるから」

「うん・・・・・え!?」

「嘘だよ」笑

春穂が大好きだ。

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