恋の相手はメイド君!?
ふ〜んって…それだけ?


「なんか言うてよっ!」
「脱げ」
「………………は?」



かなり即答されたけど、耳を疑うような台詞だったような。



一分程、皐月を見つけた。

そしてー。



「やから、脱いだら?」


「やっぱり、あたしの耳は悪くなかったぁ!」


「バンザイしとる場合か!」


はい、その通り。


怒られてシュンとなる。



でも待てよ、あたしの耳が悪くないのなら……。



「脱げって、どういうこと?」


「欄ってさ、最近恋惚けしてるやろ」


「恋…惚け?」


「もうええ。
つまりな、女として意識してほしんなら手っ取り早く脱いでしまいなさい」


「服を?」


「うん! バーンと!」



手を広げて、しまいめにはカモーンと意味不なことまでやりだした。


近場からクスクス笑われて、恥ずかしくなって慌てて皐月を止める。

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