恋の相手はメイド君!?

恋の予感

どうして、裸で、同じベッドで寝ていたのか。


昨日の深夜から、今日起きるまで全く記憶にないあたしは、千尋に尋ねてみた。


すると、千尋は、ポッと頬を染めた。



ちょっと待て!


なんで、あんたが赤くなんの?


なんか、さっきから男女逆転してない?!



「覚えてないん?」


「ない!」


「そっか………」


その間が、大変気になりますが。


せっかく、ピザトーストも旨さ半減してしまう。


「昨日なぁ、俺、欄さんの家訪ねて来たんやけど留守やって…」


多分、飲みに行っていた時に来たんだな。



「んで、帰ってくるまで待ってたら、欄さんめっちゃ酔うてるから…」


「じゃあ、あたしが連れ込んだわけやないのね?」


「いや、連れ込まれたよ?良い男ぉ!一緒に飲みましょう!とか言って」


連れ込んだのか。


情けなくて、頭が上がらない。


千尋はクスクス笑いながら、二杯目のコーヒーをそそいでいた。



「にしても、欄さんはえらい積極的やねぇ」


「は?」


積極的とは、なんだ?


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