恋の相手はメイド君!?
8*メイドと恋をして
手紙
「寒いなぁ〜」
田舎は寒い。
寒いのに、あたしは何をしているんだろう。
縁側で、雪の降りそうな空を見上げているなんて。
「欄っ、寒いやろ!!」
お母さんに怒られてしまった。
仕方ないから、ヨロヨロと立ち上がり戸を閉めてコタツに戻る。
実家に帰って来てから、ずっとボーッとしている。
寝巻きのまま、お母さんのドデかい上着をはおった姿は、もう女を捨てているな。
まぁ、いいけど。
家族しか見ていない。
あたしが気をつかう相手は、もういないんだから。
綺麗だと、可愛いと言ってもらいたい人がいないんだから…………。
実家に帰って来てすぐ、何を思ったか、あたしは千尋に手紙を書いた。
どうしてか、書きたくなった。
伝えたいことがあったの。
いっぱい、いっぱいあったの。
あんなに、もう千尋とは関わらないと決めたのにね。
あたしって、案外女々しいんだとわかった。
田舎は寒い。
寒いのに、あたしは何をしているんだろう。
縁側で、雪の降りそうな空を見上げているなんて。
「欄っ、寒いやろ!!」
お母さんに怒られてしまった。
仕方ないから、ヨロヨロと立ち上がり戸を閉めてコタツに戻る。
実家に帰って来てから、ずっとボーッとしている。
寝巻きのまま、お母さんのドデかい上着をはおった姿は、もう女を捨てているな。
まぁ、いいけど。
家族しか見ていない。
あたしが気をつかう相手は、もういないんだから。
綺麗だと、可愛いと言ってもらいたい人がいないんだから…………。
実家に帰って来てすぐ、何を思ったか、あたしは千尋に手紙を書いた。
どうしてか、書きたくなった。
伝えたいことがあったの。
いっぱい、いっぱいあったの。
あんなに、もう千尋とは関わらないと決めたのにね。
あたしって、案外女々しいんだとわかった。