恋の相手はメイド君!?
「まだ、欄にふさわしい男になれてへんかったんやな。
欄を不安にさせんようにて、内緒にしてたことが
かえって不安にさせて…」
皺になっちゃいけないかなって思ったけど
千尋のスーツの袖を握った。
ギュッと握ると、やっぱり皺がよった。
千尋の顔が見れず、あたしはずっと握った袖を見つめる。
「あー!!」
ビクン!
急に、千尋が大きな声をあけた。
「なっ、なに?」
驚いたってもんじゃない。
つか、今の今までしんみりした空気だったのに
急になに?
「つーか、言い訳ばっかして見苦しいな。
あー、あかん。
もう、あかんわ」
ガバッと、頭を抱えて蹲る千尋。
あたしは、戸惑いながら見下ろすことしかできない。
「もう、はっきり言うわ。
俺は、欄が好きやねん。
好きすぎて、わけわからんねん!!」
「……千尋」
「欄ほど、素直で純粋で臆病な女なんか見たことないや。
俺が、お前の側におりたい……て、思った」
頭を押さえたまま、上目使いで見上げてくる千尋。
キュンてなった。
欄を不安にさせんようにて、内緒にしてたことが
かえって不安にさせて…」
皺になっちゃいけないかなって思ったけど
千尋のスーツの袖を握った。
ギュッと握ると、やっぱり皺がよった。
千尋の顔が見れず、あたしはずっと握った袖を見つめる。
「あー!!」
ビクン!
急に、千尋が大きな声をあけた。
「なっ、なに?」
驚いたってもんじゃない。
つか、今の今までしんみりした空気だったのに
急になに?
「つーか、言い訳ばっかして見苦しいな。
あー、あかん。
もう、あかんわ」
ガバッと、頭を抱えて蹲る千尋。
あたしは、戸惑いながら見下ろすことしかできない。
「もう、はっきり言うわ。
俺は、欄が好きやねん。
好きすぎて、わけわからんねん!!」
「……千尋」
「欄ほど、素直で純粋で臆病な女なんか見たことないや。
俺が、お前の側におりたい……て、思った」
頭を押さえたまま、上目使いで見上げてくる千尋。
キュンてなった。