恋の相手はメイド君!?
やっぱり、ケーキが食べたい。
ポテトは口に合わず、三口で食べるのを止めた。
壁によりかかり、ボーッと天井を見上げる。
そんな千尋に、麻子が口を開いた。
「なぁ、あたし会社作ろうと思ってんねん。
貯金も貯まったし、ずっと夢やってな」
会社経営の夢があったなんて、千尋は今まで知らなかった。
麻子と出会って二年経つが、そんな話は聞いたことがない。
高校生に言っても仕方ないと思ったんだろう。
「……千尋、一緒にやってみない?」
「……は?」
千尋は目を丸くさせた。
一緒にとは、会社を?
なんで、俺?
「あたしな、派遣会社を作ろう思うんよ。
最近共働きなんて当たり前やから、家政婦やベビーシッター。
家庭のことに関することを中心にな」
大まかに話ているが、しっかり者の麻子だから
きっと、既に色々準備は進んでいるだろう。
麻子は、千尋の手を握りしめた。
「千尋は、家事とか得意やろ。
やから、沢山資格とって、あたしの会社に就職せん?
安定するまでは、安月給やけど……」
ポテトは口に合わず、三口で食べるのを止めた。
壁によりかかり、ボーッと天井を見上げる。
そんな千尋に、麻子が口を開いた。
「なぁ、あたし会社作ろうと思ってんねん。
貯金も貯まったし、ずっと夢やってな」
会社経営の夢があったなんて、千尋は今まで知らなかった。
麻子と出会って二年経つが、そんな話は聞いたことがない。
高校生に言っても仕方ないと思ったんだろう。
「……千尋、一緒にやってみない?」
「……は?」
千尋は目を丸くさせた。
一緒にとは、会社を?
なんで、俺?
「あたしな、派遣会社を作ろう思うんよ。
最近共働きなんて当たり前やから、家政婦やベビーシッター。
家庭のことに関することを中心にな」
大まかに話ているが、しっかり者の麻子だから
きっと、既に色々準備は進んでいるだろう。
麻子は、千尋の手を握りしめた。
「千尋は、家事とか得意やろ。
やから、沢山資格とって、あたしの会社に就職せん?
安定するまでは、安月給やけど……」