素直に
度の認識だし、全てが上手くいくことなどまず考えられないのだから……。


 僕たちはずっと共に歩き続けていくことで何かが見つかりそうな気がしていた。


 学校で充足されない分はプライベートで満たし合いながら……。


 そして二〇一〇年の十一月も中旬を過ぎた。


 僕たちは授業を受け続けていたし、バイトもしながら、淡々とした日常を送る。


 何気に一日一日が終わっていく。


 何か気だるさのようなものを感じることがあったのだが……。

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