素直に
 緊張はしていた。


 それに院に行ったからと言って、何か特別なものがあるわけじゃないのだし……。


 僕も慧子も互いに淡々と、地味に研究を続けていくつもりだった。


 はっきり言えばこれが現実なのだから……。
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