素直に
 楽しい分、責任もあるのだった。


 第一、大学の文学部などでドイツ語を専攻していて、院まで進む以上、歩むべき道は
研究職ぐらいなのだから……。


 僕は思っていた。


「まだまだ読むべき本とか資料はいっぱいあるな」と。


 恋人と一緒に秋の朝飲むコーヒーは実に美味しい。


 仮にそれがインスタントの安物だったにしても……。
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