Game√Over


「っ……!」


痛みに顔を歪める君を見て、俺は、口元に笑みを浮かべた。


「どうして、俺から逃げ出そうとすんの?」


「ん…お、まえの事が…っ…」


「俺が、何?」


「…」


白くて細い首筋に、軽く歯を立てて噛み付く。




「俺が、何なの?」


何度聞いても、続きを言おうとしない君を、床に押し倒す。


「ぃっ!!」


背中に強い衝撃を受けたせいか、無意識に強張ってしまっている体を、優しく抱きしめた。





< 3 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop