愛する気持ち (続)
目の前の人は先輩のおばあさんみたいだ

なんであたし?

「あんた私の命の恩人なんだよ」

「そうですか あたし九州でも人助けしちゃったんだけど あたしでも役に立つときがあるんですね」

「星哉と どうだ より戻す気にはならないか」

「ちょっと待ってください あたしそんな付き合いしてないですよ」

「わたしが反対したからか?」

「えっ?反対ですか?」

「そうだ 申し訳ない」

「誤らないで下さい まー あたしにそんな記憶がないんですから
別に記憶があったってなかったって 変わりはないですよ
それに 和恵さんが彼女さんが居るじゃないですか
もう みんあ 記憶のことに 触れないで下さい お願いします」


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