ギブ・ミー・ヘブン
どうやって会社から帰って来たのかもわからない。

今日一日、どんな仕事したのかも覚えていない。


雄一と別れるしかないとわかってから、一気に私をとりまく全ての感覚が失われてしまったように感じる。



今日、電話がつながったら



私は雄一と終わる。




あと何分で。。。

そう思っただけで涙がこぼれた。






雄一から電話が来るのかと思うと、死刑宣告を受けた死刑囚のような気分だった。






そんな時、死刑宣告のベルが鳴った。






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