人魚姫
『さてっ!!ユーリも支度
しないとな?』
「支度って…??」
『舞踏会っ☆』
・・・・・
突然言われた言葉に
驚きすぎて固まった。
「私はいいで…
『出るよなー?』
「……はい」
有無を言わせないような
その威圧感は
まさに王族の血を
ひいている証拠だった。
『ドレスはそこにあるのを着て。』
そう言って渡されたのは
私のブロンドの髪の色に、
あいそうなピンクのドレスだった。
「ありがとうございます。」
そう言って笑ってみせた。
エドワードも満足そう。
着替えようとする………
がエドワードが部屋から
出ていってくれない。