ピュリファイ:お金がない!
ユリさんが、きっぱりした口調で、言った。

「とりあえず、食べていけなきゃ、仕方ない。」

あまりにも、正しかった。

「あたし、ちょっとしたお店を始めようと思ってるんです。

 おじ様、弁護士のお仕事、続けてくださいませんか。

 あたしたちのお店が、うまくいくまでで、いいですから。」

 

 
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