ピュリファイ:お金がない!
あたしたちは、顔を見合わせた。

エージは、ふと、目をそらして、ぶつぶつ独り言を言い始めた。

「たぶん、国の偉い人たちは、俺たちのことなんか、忘れてるんだよ。
 
 忘れられても、あんなふうに、自分で咲いて、種をつけて、で、次に進めればいいんだけど。」
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