ピュリファイ:お金がない!
あたしは、真剣だった。



あたしが、ちょっとピュリファイされたのは、エージのおかげだ。



エージが死んだら、たぶん、あたしは、また元に戻ってしまう。。。



エージは、びっくりしたみたいだった。



「ごめん。」


エージは、あたしに、謝った。


「謝ってほしいのは、この首相だよ。


 あたし、裁判起こそうかしら。」


「あははははは・・・。



 裁判所なんて、俺に家を出ろ、ていうようなところだぜ?



 そんなとこ、信用してんの?



 さすが、聖クリスチャン学園の生徒さん、純粋だ。」



エージは、皮肉っぽく言った。



「あたしが言いたいのはそういうことじゃないの。



 エージに死んでほしくないってことなの!」



あたしは、ちょっと怒った。
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