どうして、そんなに
哲は優しいね。
こんなあたしと友達でいてくれるんだ。
「良かった。じゃあ見ようか」
机をくっつけて、プリントを真ん中に置く。
プリントの内容は、文化祭についてだった。
正直あたしには興味がない。
「なー去年は文化祭何した?」
「んー…あ!ホストクラブ」
「ホストクラブ?まじでやったの?!」
「うん。女子は裏方と、男物のスーツ着てホストやった」
あれは凄かったな。
あたしはホストやらされたけど、接客が出来なくてすぐ裏方に行ったっけ。
なんか懐かしいな。
「すごいな。俺らは…んーサボってたからあんま覚えてねーや」
「そうなんだ」
哲がサボるとか意外かも。
てか今年はなんだろう。